麻雀の役の中でも、あまりよく麻雀のことを知らない人でも国士無双は知っている人も多いです。国士はその国の中で最も優れた人物を指し、無双は並ぶものがないという意味合いがあります。韓信をたたえた史記がルーツといわれています。

国士無双は麻雀の世界では役満に相当します。子は32000点、親で48000点です。

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図のとおり、東南西北白発中19①⑨一九 とあつめて、どれか1つを2枚集めることです。

役の特徴としては、ヤオ九牌という普段はあまり積極的に扱われることの少ない牌を集中して使用する所が挙げられます。このため、役満の中では比較的成立させやすいのではないかといわれています。

この役は、聴牌するまでは鳴くことができません。このため、13牌に関しては自力で集める必要があります。ですからコツコツとした根気強さが必要ですし、ほかのプレイヤーにいかにして国士無双を悟られないようにするかが重要なポイントになります。

とはいえどうせバレてしまうのですが、テンパイ気配だけは読まれないようにしたいですね。

また聴牌する時にはスピーディに行うことも役作りのポイントです。ヤオ九牌がたくさん配牌されて、タンヤオや平和に持っていきづらい時に考えてみるといいです。

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国士無双の13面待ちはダブル役満を採用しているローカルルールもあるでしょう。ウチはダブル役満にしてます。子で64000点、親で96000点ですね。

1度ツモ和了りしたのをあえて切って13面待ちにしてからのツモアガリダブル役満という事もできますけど、リスク高いからやらないほうがいいかな。

国士無双は1番あがりやすい?防御力も高い!

個人的には一番あがりやすい役満だと思っています。

運が悪いときや、手配が悪い時によく狙いますね。配牌時で7種8牌の么九牌があれば狙う事があります。たいていは和了れずに終了するのですが、国士無双を狙う事のメリットは防御面にもあるでしょう。

最初から端牌をかき集めていくわけですので、終盤になれば当然相手からもリーチがかかったり、テンパイ気配が濃厚となってきます。

既に19字牌が全て出てしまって国士無双の目がないときは「オリ」るわけですけれども、字牌を多く抱えてるからオリ安いというのは大きなメリットでしょう。無理に攻める必要も回す必要もありませんから、国士無双は防御力も高いといえますね。