麻雀は偶然の要素も多分にありますが、場を読む力や手を作る力なども必要になる高度な遊びなので、アジアを中心に非常に人気が高くなっています。

麻雀はもともと4人でやるゲームですが4人のメンツを集めるのが大変だったりして3人でやろうか、なんてこともありますね。

最近ギャンブルの中でも特に人気が高まっているのがオンラインカジノでその中で人気のある遊びの一つが「麻雀」だったりします。ギャンブル性が高くゲームもスピーディでお金の動きが激しいので好まれる傾向があるようです。オンラインの麻雀というと4人で行う遊びというイメージがあるかもしれませんが、実は3人でも行える「3人麻雀」もあります。

こういった需要があるので3人麻雀のルールについて見ていきましょう。

3人麻雀のやり方と進行

3人麻雀は通称「サンマ」と呼ばれ、非常に人気のある遊び方です。3人麻雀専門の雀荘があったり、3人麻雀の方が好きという人もいたりします。3人麻雀は人数が少ないので、当然やり方や進行が変わってきます。まずもっとも大きな違いは、「北家」がないということでしょう。4人麻雀であれば東家、南家、西家、北家の4つがありますが、3人になると北家はいなくなります。もし4人打ち手がいるとしても、1人が抜け番となれば3人麻雀は可能です。(だったら4人麻雀やれよ、と思いますが)

通常の4人麻雀と同様、一局制と半荘制とがあり、半荘制では東場と南場でそれぞれの打ち手が一度ずつ親を経験することになります。一方で一局制では場が常に東場となり東・南・西を経験して終了となる進行方法になります。さらに3人麻雀では使う牌の数が少ないため、開門位置を見つけるために振るさいころは1個しかありません。

3人麻雀だけの特別ルール

3人麻雀の醍醐味は、特別ルールにあります。もともと3人麻雀は4人の打ち手が足りないときに暇つぶしで始められたと言われており、3人でも楽しめるようにいろいろな特別ルールが決められているのです。まず、使う牌が4人麻雀よりも少なくなっています。通常麻雀では萬子、筒子、索子、字牌の34種136枚の牌が使われますが、3人麻雀では萬子の二萬から八萬は抜いて27種108枚の牌を使います。そのため開門位置を見つけるために使用するサイコロも二つ必要なくなるので、多くの場合一個しか使いません。またローカルルールとして他の牌を追加することもあります。

北ドラ

さらに3人麻雀のもっとも大きな特別ルールの一つが「北風牌」の扱いです。原則として字牌の「北」は手牌として使えません。もし最初の配牌で「北」が来てしまったり、ツモで「北」を引いてきてしまった場合には自分の右側に抜き、「抜ドラ」としてあがった際には1枚につき1飜増しとなります。

つまり「北」はたくさん来てほしい!ということです。

「北」は共通役牌となり、役満の時にしか手牌として使うことができません。役満であがる際には誰かがツモって抜いた「北」でロンすることも可能です。「北」が手牌として使えないということは絶対的な安牌になってしまうので、ツモってきた「北」を河に捨てるのを禁止するケースもあります。「北風牌」の扱いは現場のルールによってもかなり異なるので、前もってどのように扱われるのかをしっかり確認しておく必要があります。

また「北風牌」の使い方によって3人麻雀で勝てる方法も変わってくるので注意が必要です。

チーができない

3人麻雀の別の特別ルールはチーができないということでしょう。4人麻雀の場合もそうですが、チーすると牌が揃うのが早くなるためあがりやすくなります。3人麻雀は高めの手であがりやすいため、早上がり防止のためチーは原則禁止です。ポンやカンに関しては原則認められていますが、これもローカルルールによって変更になる可能性があります。

3人麻雀の点数計算

3人麻雀は北家がいないため、点数計算にも違いがあります。まずもっとも大きな違いは100点棒を使わず、1000点棒から使うことが多いということです。そのため1000点未満の点数は切り上げられることがあります。

さらに重要なポイントは「ツモ損」の有無です。ツモ損は3人麻雀特有のルールの一つです。通常4人麻雀ではツモであがった場合と、ロンであがった場合の点数の差はありません。しかし3人麻雀の場合には北家がいないため、ツモであがると親の場合点数が約3分の1、子の場合点数が約4分の1になります。これが「ツモ損」です。

一般的にはこのツモ損がある状態で3人麻雀が行われますが、ツモ損なしというルールで3人麻雀を行うケースもあります。ロンあがりの点数になるよう、親があがった場合には子が支払う点数を折半し、子があがった場合には親ともう一人の子の支払う点数の割合を2:1にするといった具合です。

ただし点数計算が100点単位になることもありやや複雑になります。この方法は丸取りと呼ばれ、いくつかのローカルルールで採用されている方法です。さらに折半という考え方を採用している場もあります。北家折半は子がツモであがった場合に、通常の4人麻雀の点数に北家の分の点数を残りの二人で折半して負担するというものです。このケースではそもそも親の支払う点数の方が多いので、当然北家の分を折半しても親の方が多くの点数を支払うことになります。

一方で子があがった場合に、親と子で点数を折半する完全折半という点数計算もあります。この場合には親が子よりも多く支払うということはなくなります。北家折半や完全折半を採用している場もいくつかあります。

別の点数計算方法が親3倍かぶりです。子がツモあがりの場合に、北家の分を親が負担するというものです。どんな点数計算をするかによって支払い側の点数を調整するのか、受け取り側の点数を調整するのかが変わってきます。

その場にいる人や、ネットのゲームルールよって3人麻雀の点数計算の方法が変わるので、遊び始める前に必ず点数計算のルールについて知っておくことが重要です。

3人麻雀の攻略法

3人麻雀は4人麻雀とは大きく異なるので、攻略法というか基本的な戦略をマスターしておく必要があります。4人麻雀は相手の手を読んだり、捨て牌を見たりと頭を使うことも多いですが、3人麻雀の場合には運も大きく影響します。

そのためまず重要なのは、テンパイしたらすぐにリーチをかけるということです。

3人麻雀は牌が少ない分配牌が非常に良いことが珍しくありません。それは他家も同じなので、ぐずぐずしているとあっという間にあがられてしまいます。3人麻雀はできるだけ早くテンパイしてあがるのが重要なのです。

さらに3人麻雀では清老頭、四暗刻、国士無双など高い手ができやすい傾向があります。早くテンパイすることも重要なのですが、安い手ばかりを狙うのではなく高得点を狙うのも攻略法の一つです。3人麻雀はあまりにも高い手が出やすいため、すぐにハコテンになってしまうこともあります。スピード勝負になることを意識しましょう。

4人麻雀では常識のスジや壁も3人麻雀ではあまり意味がありませんです。3人麻雀では多面待ちの手がいくらでもできるので、極論で言えば安牌は現物しかありません。自分が高い手を狙っているということは他家もそうだということですから、絶対に振り込まないようできるだけ現物を切りながら手を作っていくようにしてください。

さらに3人麻雀は七対子できやすいので、困った時にはこの手を使いましょう。特に萬子は一萬と九萬しかないため、場に切られる可能性が高く七対子の単騎待ちに使うと非常に有効です。こうした攻略法を身に着けて、ぜひ3人麻雀に勝てるようになりましょう。