麻雀の役の中の一つに、一気通貫があります。イッツーなどと呼ばれることもあります。

2翻役の中でも食い下がりのある役で、もし鳴いて成立させた場合には1翻役になってしまいます。一色の数牌で123と456、789の順子を3セット作って成立させます。残りの1つの面子と雀頭に関してはどのような種類でも成立させられます。

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3面子が指定されてしまうので、成立させられる確率は低くなるので役の中では難易度は高めといえます。しかし一色で9枚がそろう形になるので、混一色や清一色とは相性のいい役といえます。ただし、残り一つの面子に関しては何でもいいと紹介しましたが例外があるので注意してください。例えば、123と345、66、789と言った形で早くが成立したとは認められません。

うっかり誤った形で申告してしまうともともと高い得点ではありますが突っ込まれることになってしまいかねません(笑)ですから申告する前に手を今一度確認して、並びに間違いがないかどうかを確認したほうがいいですね。

ホンイツイッツー、リーチすれば跳満~

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イッツーは先ほど申しましたとおり、混一色が同時に出来やすい役ですね。役牌2枚でも持っていればポンして役牌・混一色・一通など複合できます。

門前でテンパイしてリーチすれば跳満となり、ツモ、一発、裏が乗れば倍満コースも見えてくるので面白い役です。

しかし捨て牌によっては一色手が濃厚に出てしまうので警戒されやすいとも言えます。

●チンイツイッツーで、鳴いても跳満、門前で倍満

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稀にですがチンイツを狙える状況になって、一通までついてくることがあります。鳴いても跳満ですし、門前でダマでも倍満です。こんな手が入ったら嬉しくて顔がニヤニヤしてしまいますね。

 

狙い過ぎはご注意な一通

一通は狙いすぎても難しい役だと思います。先に123456789が完成していればいいですけど、そうでない場合が多いです。12持ちの3ペンチャン待ちテンパイや、79持ちの8カンチャン待ちテンパイ、45持ちの36待ち両面テンパイからの3ツモ、など狙って一通を和了るのは難しいので、そこまで追いかけてもしょうがないと思っています。

一通のみだと2翻役なのでカンチャン待ちでリーチして子で5200店、親で7700点でヨシとする感覚です。リャンメン待ちでダマで一通を狙うぐらいならリーチして一通できずでもピンフ、裏、ツモなどを狙ったほうがましです。

 

序盤の三色目との判断が難しい

私もよくあるんですけど、配牌で一通と三色の両方が見えてる時。こんなときはどちらに行くか迷いますけどだいたいは三色の方に流れていきます。チンイツや混一色が見えてるなら一通のほうにもいきますが、三色に行くのをセオリーとしています。

三色のほうが牌の偏りがないので捨て牌で見破られにくいし、受け入れ牌の幅が広いのでシャンテン数が少ない場合があるからです。それに三色狙いでいったほうがピンフやリャンメン待ちなどの良型テンパイが見えてきます。一通や三色にならずとも早手回しでリーチして相手にプレッシャーを与えながら悠々と和了ってしまうほうがよいでしょう。