麻雀をよくやっている人でも、混全帯幺九という役は聞いたことがないという人もいるかもしれませんね。通常はチャンタなどと呼ばれることが多いです。しかし正式名称は、混全帯幺九といいます。2翻役で喰い下がりのある役として知られています。ちなみに鳴いて成立した場合には、1翻役になります。

数牌の1と9、そして字牌を交えた面子だけで構成される役で、純チャンは混全帯幺九の上位役になります。また中張牌を使わずに面子を構成する混老頭も存在します。

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この混全帯幺九は、愚形待ちになりやすいです。しかも使える牌に限りがあるのでたとえ役狙いでいった場合でも捨て牌などを見られて読まれてしまう恐れが高いです。難易度の高い割にはその報酬が少ないのであまりチャレンジする人は少ないです。

ただし面前の役の複合に対して強みを持っている所には注目すべきです。一盃口や三色同順と複合させられれば、かなりの効果を発揮します。またきれいな形になるので、マニアックなファンが一定数いる役といえます。

頑張っても跳満のチャンタ

チャンタを門前で仕上げて頑張って点数を上げても跳満クラスが最高です。

リーチ・チャンタ・三色・役牌で跳満、ツモや裏が乗ってはじめて倍満です。
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リーチ・チャンタ・イーペー・三色もそうですね。

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ピンフがついてチャンタが確定しない状況では最も残念な結果にもなりやすい役でもあります。

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こんな手でテンパイしたら悩みます。ダマで九索が出るのを待ってもピンフ・チャンタの子で5200点。リーチして七索が出ればリーチ・ピンフのみの子の2000点です。

ドラが1枚でも内包されていればダマもありですが、満貫にも届かないような場合はリーチして高めツモでも狙いたくなりますね。

リーヅモピンフチャンタで満貫、裏1でも乗れば跳満でヨシとしましょう。

個人的には麻雀覚えたての頃にリーピンチャンタイーペーを上がってすごい役が出来た!なんて喜んだものの満貫止まりでガッカリした記憶があります。無理に狙う役でもないし、配牌ゴミ手からの国士狙いからの崩れてチャンタ、、、がいいとこかなぁ。

あるいは序盤からチーポンを活用して鳴きのチャンタで1000点で親を流すという手もよく使います。しかし鳴いた割には愚形が残りやすく和了りも遠いので他家からリーチでもかかれば際どい手牌になってしまいリスクが高いので、あまりお勧めできません。

ジュンチャン崩れで仕方なくチャンタになってしまった、という時にやれやれ感で和了るぐらいがちょうどよいと思います(笑)