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七対子は麻雀の役の中の一つで7つの対子を作っていく方法です。チートイとかニコニコなどと呼ばれることもあります。2翻役の中の一つで、国士無双とともに例外の一つです。通常であれば面子が4つの雀頭1組から構成されるはずですが、七対子はそうとは限りません。

麻雀というと中国の伝統的な遊びです。しかし七対子は、アメリカでもともと生まれた役です。緑一色とともに日本に逆輸入された代表的な役で、英語ではSeven Pairと表現されます。

七対子は、対子を7つそろえることによって役が成立します。このため、麻雀初心者であっても比較的役を作りやすいといえます。麻雀はじめたての方はトイツが2つでもあればまず七対子から狙っていくといいかもしれません。役無しでチョンボになることもありませんので。

構成は分かりやすいですが、結局単騎待ちになってしまうのであがりにくさも持ち合わせています。しかし面前手に必ずなりますし、リーチをかけて裏ドラも乗ってくれば2枚確定です。このため、点数は一気に伸びる可能性もあって破壊力はなかなかの役とも言えます。リーチをかけずに待ち牌を変更する方法もアリです。

攻守ともに最強クラスの七対子

さて、前述のとおり七対子は役が分かりやすいという事以外にも様々なメリットがありますので、それを解説していきます。

まずは誰もが思う事なんですけど、それは守りがしやすいということです。七対子は端の牌や字牌を作って進めていくケースが多いので、他家からリーチでもかかった場合はその字牌から切っていくことで回し打ちができます。回し打ちもできるし待ち牌が全ての牌になる単騎待ちですので、待ちを変えることもできるので、これも守りやすい手だと思います。それから完全にオリるとすれば1枚通ってれば2枚通せる、というのも大きいでしょう。

次に、攻撃面での七対子の最強っぷりをお伝えしたいです。

どんなゴミ配牌でも6回ツモればテンパイ

まずどんなゴミ手であっても配牌時点で6シャンテンである、ということです。流れが悪い、配牌が悪い、ということはよくありますよね。しかし七対子にかぎっていえば次のようなひどい配牌だったとしても、6回のツモでテンパイまで持っていける、てことなんです。これは攻撃面でかなり強みです。
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単騎待ちなのでわかりにくい

七対子の攻撃面での特徴はそれは「単騎待ち」ということです。ピンフ系のリャンメン待ちなんて読みやすいじゃないですか。逆に単騎だけど字牌なのか中張牌なのかわからない七対子はかなり恐ろしいですね。捨て牌でチートイ臭さは出てしまうものの、現物以外の牌はすべて当たる可能性があるんですから。ラス牌の北でトップ者から逆転、なんてことも容易でしょう。

ドラが必ず2個のる

七対子はその和了りの牌姿上、かならずトイツが7つある形です。なのでドラが乗るとすれば2枚乗ってしまうわけですね。チートイドラ2で9600/6400点です。さらにウラが2枚乗ればいっきに跳満にまで到達してしまいます。リーツモチートイドラ2ウラ2で倍満まで見えます。一発逆転の手としても最強クラスです。

以上のことから、七対子の素晴らしさがわかっていただけたかと思います。