麻雀の役の中の一つに、役牌と呼ばれるものがあります。場風牌や自風牌、三元牌を刻子、もしくは槓子にすることで成立します。ほかの麻雀の役とは異なる所があって、役同士の複合が可能な所が特徴といえます。つまり三元牌の刻子を2つ作ることができれば、2翻にできます。

発発発②③④789五五五八 「発」のみ

ニ三四七八九④④④77中中中 「中」の槓子

(東場)
東東東白白白七八九⑥⑦⑧33 「東」と「白」の2翻

ちなみに場風牌と自風牌が一致するような場合には、連風牌といわれて、刻子もしくは槓子にできれば、1つでも2翻にすることも可能です。またコンピュータを使った麻雀ゲームの中では役牌の成立した個数を「役牌 3翻」という形でまとめて表記する傾向が見られます。

(東場)
ニ三四④⑤⑥555東東東白白 「東」2翻。いわゆるダブ東。

ダブ南もあります。

1面子だけでも確定できるところから、「特急券」という呼ばれ方をされることも多いです。ちなみに役牌をポンすることを「特急券を得る」といった感じで表現します。もし役牌がドラであった場合には、ポンするだけでも子で7700、親で11600以上を確定することが可能です。アドバンテージを確保できる一方で、実際に行うと白い目で見られる可能性はありますね。

yakuhai05(ドラ3)

 

個人的な役牌エピソード

役牌はかなり好きな役です。序盤の相手親をおろすのにとても有効活用してます。役牌ノミ手で親を蹴るのは常套手段。しかしカンチャンペンチャンが多い手で白トイツ持ってて序盤でポンしたはいいけど、その後のカンチャンペンチャンがツモりもせず、チーもできず無駄に手を狭めてしまい親から満を持してのリーチがかかった時は目も当てられません笑 今まで抱えていたヤオチュー牌を切って完全にオリです。オリた子を横目に悠々と親のハネツモなんてのはよくあること。本当に特急券か?などと思ってしまう事も。。トホホ

昔仲間内で手積みの麻雀をやっていたころ、どうにも運が悪いときに仕込んだことがあります。ダブ東ドラ3のドラ爆弾。右から4枚目の上段に「北」を仕込み、右から78枚目は親の最初の手牌に入るところなので、そこに東を2枚。(当時はそれがせいいっぱいw)東が親なのに序盤に東切るヤツいるんですよね。待ってましたとばかりに東ポン。ダブ東ドラ3完成の親満確定です。順調に手をすすめていってマンツモ4000オールしました。良い子のみんなはやっちゃ駄目だよ?(・∀・)

トイメンが白ポンしてどう見てもピンズのホンイツ狙い。なのにそこにさらに発を切るバカもいます。よほど手が進んでいるのでしょう。引くに引けない。大三元の役満を貰うわけでもないし緻密な計算をして問題なしとして突っ張ったのでしょう。白発ホンイツドラ2内包でも跳満までです。自分の手と振り込んだ時のリスクを天秤に賭けて突っ張るのはいいことだと思います。しかしあえなくロンの掛け声が。明けてみるとやはり白発ホンイツドラ2の跳満。とおもいきや、トイメンの人「白ホンイツドラ2の満貫」で申告・・・彼はそそくさと8000点払って次局へ進んだのでした。僕はそれを見て見ぬふり。トップ者だったしね。