麻雀をそれなりにやったことのある人でも、純全帯幺九という役の名前を聞いたことがないという人もいるかもしれません。よく一般的には「純チャン」と呼ばれることが多いです。3翻役の一種で、喰い下がりのある役です。鳴いても成立しますがその場合には、2翻役になってしまいます。

11と99、123、789、111、999だけで構成するのが特徴です。チャンタの字牌のないバージョンといえばわかりやすいでしょうか?この数字のバリエーションを見れば想像つくかもしれませんが、難易度は非常に高いです。また捨て牌を見れば何を狙っているかがほかのプレイヤーにまるわかりになってしまう所もネックです。

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ちなみに11と99、111、999だけで構成する役は、清老頭という役満になります。

無理に狙うのはあまりメリットのない役である半面、門前で作れそうになったのであれば、三色同順や三色同刻などと複合させやすくなるので一気に倍満も期待できます。

個人的には狙いたくない役ジュンチャン

たまたま牌の流れではじによってしまって、ジュンチャンができたという事はありますけど、あまり好きじゃない役ですね(笑)

たとえば次の手を見てみて下さい。
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役は、ジュンチャン、三色、イーペーコーです。跳満です。リーチしても跳満。ピンフもつかない。ドラが1枚でも乗れば倍満です。ここまで来るのに相当な試練が必要です。また待ちが悪く、単騎やイーペーコー部分のペンちゃんやカンチャン待ちになることもあります。ジュンチャンが確定した状態ならいいですけど、両面待ちになって逆をひいたらジュンチャンも三色もない、ただのリーチなんてこともあります。

なので、早い段階でテンパイができればラッキー、そうでなければイーシャンテンから手が進まず、終盤のリーチに負けて降りたり、待ち牌の少ない不利な競い合いになっちゃいます。

どれだけ役を複合させても倍満から上には行きにくいというのもモチベーションが上がりません。

ということで、この役のデメリットばかりいってないで、メリットも書いてみよう。

端牌が来る流れを読める

この役ができるということは、全体的な自分のツモの流れとして「端牌」よりになっていることが把握できるでしょう。中張牌ではなくて端のほうが集中してくるので、そこからの流れで国士無双が見えてきます。

まぁオカルトや流れを信じない人も多いでしょうから全員がそう思ってほしくはないし、思わないと思いますけどジュンチャンが出来る流れが来たらしばらくの局は国士無双を狙ってみるのも面白いとおもいますよ。