麻雀の牌の中には、緑色で描かれている牌があります。この緑色の牌だけを使って役を作ることを、緑一色といいます。緑一色は役満の中の一つです。一般的には、索子の2と3、4、6、8と発を使って面子をそろえて成立させる形になります。

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緑一色は大三元や字一色と一緒で鳴きに関する制限はありません。しかし使える牌は6種類24牌しかないので、なかなか成立させるのは難しいと評価されます。役を確定するためには、何度もなく必要の生じることが多く、何狙いでいるのかほかのプレイヤーにばれやすい側面もあります。役満の構成牌をチーで作ることができ、また2回以上チーをして作るという意味でも唯一の役満といわれています。

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ちなみにこの緑一色は、もともとアメリカのローカル役として出現した役です。アメリカでは緑一色のことをAll greenと呼ばれています。それが逆輸入されるという形で今では役満の一つとして広く普及するようになりました。

緑一色を狙うコツ

緑一色を狙うにもやはり配牌である程度の形が見込まれている必要があります。

緑一色は「発」無しでも出来ますが、「発」があったほうが良いでしょう。ですので序盤で223344を手の中で持っていて「発」をポンできているぐらいであれば可能性が見えてきます。

223344は手の中にあることで一見すると「発」ポンのみのようにしか見えないですよね。

また混一色を捨てることで(索子の赤色の牌を捨てていく)迷彩にもなるでしょう。発・混一色なんて子で3900点、親で5800点ですから緑一色を出しやすくするためにも混一色は捨てたほうがよいと思います。

この明細で、私は過去に1度だけ緑一色を出したことがあります。

この役満はかなり気持ちいいですよ。見た目がオールグリーンで素敵です。

他家もまさか緑一色や混一色だとは思わなかった、単なる発のみのゴミ手だと思ったという事でしたので、意外と鳴きを入れなければ可能性はあると思います。

ただ、234,234をチーで食って行くと「おや?緑一色かな?」なんて思われてしまうケースもあるので無理な食いは禁物ですね。

ちなみに、この役満場所によっては役満になってないところもあるそうですので気をつけてルールを確認しときましょう。