混一色とは麻雀の3翻役の一種で、喰い下がりありの役でもあります。萬子と筒子、索子のうちのいずれか1種類の数牌と字牌によってのみで構成すると成立します。

3翻役の中では珍しく喰い下がりのある役で、副露をすれば2翻役になりますので注意してください。ちなみに面前で混一色が成立した場合には、メンホンとかタテホンと呼ぶこともあります。

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ちなみに字牌なしで、萬子や筒子、索子のいずれか1種類の数牌だけで構成される役のことを6翻役の清一色という手になって高い役になります。

さらに数牌を使わずに字牌だけになると役満の字一色という役になるわけです。

3翻役以上の役は作るのが大変ですが、その中では混一色は比較的作りやすい手といえます。役牌などとも混合しやすいので、好んで狙う人も少なくありません。しかし数牌がある種類以外ズラッと河に並んでしまうので、他から狙いがばればれになる恐れは高いです。

副露を乱用してしまうと、喰い下がりの混一色になって、安い手になってしまうので注意です。

相手にバレても混一色を進む

混一色は前述のとおり、河に出る牌が残りの2種であることが多いので、「あ、このひと混一色狙いだな」「清一色かな」などと勘ぐられやすくなります。

ここにきて字牌や数牌を鳴こうものならさらに気配が濃厚になりますね。それでも、他家からは混一色は2翻以上の役であるため、一定の点数以上の高い役と思われる事でしょう。

混一色のみでの和了りは子で2000点や2600点と少ないですけど、ここにドラや役牌が絡めば5200点~満貫は見えてきます。あいての警戒はあるものの上家の鳴き絞りだけでは手がとどまることはありません。他家も和了りたく、牌を絞ることも少ないのでおめあての牌をポン、チーして進めていくことができるでしょう。

攻撃面ではかなり強みのあるのが混一色だと思いますね。

いっぽうで、防御面では劣るのが混一色ではないでしょうか。字牌を手元に残しておけば他家からリーチがかかったら字牌を消化していけばまわせますが、先に字牌をポンでもして、手の中が狭まった上で一色しか持っていないようだと振込回避をするのが難しくなってきます。

これが一色手の難しいところでしょうか。いちど混一色で満貫以上の手が狙えるならそのまま突き進んだほうが良いかもしれません、そんな判断の難しさもありますね。